良いわたは
きれいな水から
生まれる。

わたの製造工程に水洗いがあります。
この工程はとても重要で、わたの品質を左右するものです。その工程に使う水は、歴史的にも貴重な若田浄水場(剣崎浄水場)で作られたものです。

剣崎浄水場

榛名地域の春日堰(せき)から烏川の水を取り入れる高崎市の剣崎浄水場は、1910年に県内で最初に完成した浄水場です。
100年余りたった今でも現役で稼働しており、「緩速ろ過」という方式を採用しています。取水した水が何層もの砂利層をゆっくり通過し、微生物群や藻のはたらきで不純物を分解するため、良質の水が得られるエコな施設です。

戦後、そのおいしさに目をつけてビール会社が進出。東京オリンピックの64年、西側に同じ方式の若田浄水場(高崎市若田町)が造られ、飲料や医薬品メーカーの立地を促進したといいます。

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